サルコペニアについて

ブログのはじめに「フレイル」のお話をしましたが、今回は「サルコペニア」についてご説明いたします。高齢になると、下肢の筋肉、全身の筋肉が減少してきて、筋力の低下が起こってきます。歩くスピードが遅くなったり、杖や手すりが必要になるなど、身体機能の低下がおこってきます。これが「サルコペニア」です。加齢や疾患により、筋肉量や食事摂取量が減少することが要因です。動くことがおっくうになり、運動量が低下、食欲の低下、低栄養状態が進み、さらに筋肉量が低下と悪循環に陥ります。

サルコペニアとフレイルの違い:
サルコペニアは筋肉量や筋力の低下による身体機能の低下ですが、フレイルは身体的だけでなく、精神、心理的、社会的な衰弱や虚弱を含みます。

サルコペニア・フレイルの予防のため:

食事

筋肉を作るために、肉や魚、豆類などの良質なたんぱく質を摂取しましょう。
骨を作るためのカルシュウムをとりましょう。牛乳、ヨーグルト、チーズなど乳製品にカルシュウムが多く含まれております。

運動

散歩の習慣をつけましょう。転倒に気をつけて歩くのが良いです。だんだん体を動かすのがおっくうになってきますが、動かさないと筋力が衰え、サルコペニアになり、要介護状態になって行きます。とにかく、体を動かすことが大切です。