ご本人が自宅で最期を迎えると決めていても、患者さんの容体が悪くなったとき、家族が本人の意思に反して救急車を呼んだり、危篤の知らせを受けて集まった親族が「どうして病院に連れてゆかないのだ」と叫んで、救急車を呼んでしまうことがあります。
一旦、救急車を呼んでしまいますと、自宅で最期を迎える事は出来ません。
1950年は自宅で亡くなられる方が82%でしたが、2010年は自宅亡くなられた方は12%と言われております。
一方病院で亡くなられた方は78%と言われております。
老衰のような状態になれば、胃瘻など行わず、「平穏死」の選択が穏やかな最後の迎え方と考えられます。
在宅医療はその思いに寄り添っています。